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大阪市西淀川区で7歳の長男に暴行し、死なせたとして両親が逮捕された虐待事件で、死亡した同区大和田の小学2年、藤永翼君の手足に、約10カ所のたばこを押しつけたようなやけどの痕があったことが26日、大阪府警西淀川署への取材で分かった。顔など数カ所にあざもあり、皮膚の状態などから数カ月前にできたとみられる。今年4月ごろから、翼君宅から怒鳴り声がするようになったとの証言もあり、同署は翼君が両親と同居した直後から、日常的に虐待されていた可能性があるとみている。
同署によると、司法解剖の結果、翼君の死因は、頭頂部を強く打ったことによる脳幹部出血や外傷性くも膜下出血などだった。
また、火の付いたたばこを押しつけたような円状のやけどの痕やあざなどが、顔や手足など広範囲にわたって残っており、古いもののほか数日前にできたとみられるものもあった。
翼君の身長は114センチ、体重は18・4キロで、同年代の平均と比べ5~6キロ少ないという。
同居の無職で継父、森田勝智(まさとも)容疑者(44)=傷害致死容疑で逮捕=は調べに対し、「たまにコミュニケーションのつもりでプロレスをやっていた。悪いことをしたときにはしつけをしていた」などと供述しており、同署は詳しい暴行の内容を調べている。
翼君は児童養護施設に入っていたが、今年3月末から両親と同居。近所の主婦によると、この頃から、森田容疑者や妻で実母の良子容疑者(29)=同=の怒鳴り声が頻繁に聞こえるようになった。
両容疑者から「出ていけ」などと怒鳴られた翼君が「ごめんなさい」と泣きながら謝るやり取りが、約1時間にわたって繰り返されることもあったという。